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最近の話題から発想する中小企業の経営戦略・マーケティングのヒント
中小企業の経営革新、戦略、マーケティング、人材育成などのヒントとなるネタを、新聞や雑誌の記事などから発想し、紹介いたします。
ソーシャルビジネスについて
7月5日付日本経済新聞夕刊にソーシャルビジネスに関する記事が出ていました。

社会的な問題をビジネスで手法で解決するのがソーシャルビジネスで、今後大きな役割を期待されているとのこと。

ソーシャルビジネスとか社会起業は、数年前から注目されてきていましたが、私個人としては、一般的な営利ビジネスとソーシャルビジネスの明確な線引きがどうも難しいように思います。

ソーシャルビジネスに限らず、すべてのビジネスは人や社会に貢献してこそ初めて成り立つのであり、貢献した見返りとして、結果として報酬をいただき、利益が残る・・・本質的なところは、ソーシャルビジネスも営利目的といわれるビジネスも同じだと思います。

これまでソーシャルビジネスに取り組んでいる方の講演を聞いたり、事例を調べたことがありますが、ソーシャルビジネスと一般のビジネスの違いは、ソーシャルビジネスに取り組んでいる方の「覚悟」だと感じました。

誰でもビジネスを始めるときは、多かれ少なかれ「このように人の役に立ちたい」という想いを持ってはじめようとするものですが、赤字が続いても、いつかは何とかやり遂げて困っている人々に貢献してみせる、という覚悟が、ソーシャルビジネス(と言われているビジネス)に取り組む人たちにはあるのです。

一般のビジネスの場合は、赤字が続くと撤退やむなし、となるところが、ソーシャルビジネスでは、それでも何とかできないか、と踏ん張りながら対策を考える。

ですので、ソーシャルビジネスは、「社会貢献意欲と意志が強い人がやるビジネス」ということで、「ソーシャルビジネス」というビジネスモデルがあるわけではなく、それに取り組む人によって定義されるものだと思います。

これまでいろいろな起業相談に乗ってきた中で、「ソーシャルビジネスをやりたい」という人も結構いましたが、多くは「厳しいビジネスの世界はいやだが、社会に貢献できるビジネスのやり方があるのならやりたい」という、何かとても弱い動機とか意志しか感じられない人がとても多かったというのが率直な感想です。

どうも、「ソーシャルビジネス」の本質を取り違え、逃げの気持ちとか、淡い幻想を抱いているようにしか感じられない人が多いのです。

「ソーシャルビジネス」という名のビジネスモデルはなく、社会的テーマに貢献心と意志を持った人が取り組むビジネスが、結果として「ソーシャルビジネス」と呼ばれる、ということだと思います。
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